また真っ暗だ。


"____"



え、誰の声?



なんだか懐かしくて愛しい声が聞こえる。



あたしは声のする方へと振り向く。



あたりは真っ暗なのに一部だけ光っているところがある。


"_____"


やっぱりあそこから声が聞こえる。



あそこに行かなくちゃ。



あたしは行こうとするとふっと光は消え、あたりは炎で真っ赤に染まった。



(いや…。怖い……)



だんだんと炎はあたしにじりじりと近づいてくる。



(いやああああああああ)



あたしは怖くて目を瞑った。