「お!おはよう、浅緋。」
「おはようございます!平助君!!」
「おはようさん、」
「おはよう。」
「おはようございます。左之さん、新八さん」
広間の前の廊下までいくと、3人の幹部の方に会った。
上から、八番隊組長藤堂平助君、
九番隊組長原田左之助さん、
二番隊組長永倉新八さん、です。
平助君は、童顔で明るい性格。でも、文武両道で、知的な一面も。
左之さんは、背がとっても高くて、イケメン。酒と女が好き...
新八さんは左之さんとおなじく、酒と女が好きだけど、しっかりしてて、お兄さんって感じ。
「じゃあ、ちょうどいいですから、朝餉、運ぶの手伝ってもらっていいですか?左之さん。」
「お、俺だけぇ?」
あー、ちょうどよかった。あたしは台所に向かう。
しかし、後ろからついてくる気配がない。
「左之さーん?なにやってんですか?早く来てくださいよー。」
「んー、しょーがねーなー。」
最初はいやいやでも、最終的にはしっかりやってくれる。
まぁ、ばかだけど、いい人だ。
「よし、左之さんありがとうございました。これで全部ですよ。」
「よっし、飯だ-!!」
そう言って、左之さんはダッシュで席に着いた。
それをジト目で見送っていたら、源さんがこっちにきた。
「浅緋、手伝ってくれてありがとう。」
「いえいえ、あたしはみんなを起こしてきただけですから。それだけとみんなの朝餉運びじゃ割に合わないですよ。っていつもいってますね。」
そう、源さんはいつもお礼を言いに来てくれる。
「ていうか。これはあたしの仕事ですから。いつも源さんが手伝ってくれてるんですよ。あたしの仕事を。」
「はは、いいんだよ。一人じゃあ、何かと大変だろうからね。」
「うー、いつもありがとうございます!」
「よし、じゃあ席に着こうか。」
「はい!」
そうして、源さんは自分の席のほうへ行った。