ケータイ小説 野いちご

俺は、お前がいいんだよ。

Chapter*3
揺さぶられる言葉


電車に揺られ、私たちは夕凪駅へ。


駅から徒歩数分のショッピングモールにやってきた。


ゴールデンウイークの真っ最中。


予想はしていたけれど、やはり人が多い。


「すげぇ、賑わってるな。」


「連休だし、オープンして1ヶ月ぐらいの新しいショッピングスポットだもん。集客力があるよ…。」


「…確かに。」


納得している瀬ノ内君をチラリと見た。


「あのさ、こうして行動を共にしてるわけだし、もう…手は離してもよくない?」


身動きがとれないほど混雑しているわけじゃないんだし、手を繋ぐ必要性は全くない。


「いや、現状維持で。」


「は!?なんで?」


「この方が牽制できるから。」


「牽制…??」


「まあ、要は…気にするなってこと。」


それって、また受け流されたってこと…!?


瀬ノ内君は気にならないのかもしれないけど、私の身にもなってよ。


周りからチラチラ見られるの恥ずかしいんだから。


それに……



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