side 愛美



「起きろー!!朝飯だー!!」



一階から聞こえてきた声に、私は目を覚ました。



もう朝なんだね。



まだ眠い目をこすりながら、ふわぁっと体を伸ばす。



昨日は久遠家にお泊り。

夜はみんなでゲームしたりして楽しかったなぁ。


よしっ!



「起きて翔輝さんのお手伝いしなきゃ」



…と、その前に。



「慶くん、起きて」



隣でまだ寝ていた慶くんの肩を揺すると、「んー…」と眠たそうに目を開けた。