ケータイ小説 野いちご

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妄想ラブレター

架空ラブレター
*スイーツ







「ただいまー」



誰かの返事が帰って来るのを待たず、あたしは階段を上って部屋へと向かった。


階段上がってすぐのところにある部屋。扉を押し開けて、鞄と体をベッドに投げたらいつものやわらかなふとんがあたしを優しく迎えてくれる。



ふぅ〜、なんか疲れた。


毎休み時間あたしに話しかけてくる瀬戸が、あの後一度も話しかけてこなかったし。


いや、いいんだけどね。それを望んでたこともあるし。そしたら安眠も確保されるし。


……って思ってたのに、なぜか全然眠れなかったんだけど。


あんな不自然な態度だと余計意識が瀬戸に向いてしまって、眠れない。


でも久しぶりだったな、瀬戸の背中をあんなに眺めたのは。


1ヶ月前まではあれが普通だったのにな。




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