結局、王子に(ホントは悪魔)バカにされながらも案内してもらって体育館についた……のはいいものの…

「石間、村市始業式早々二人仲良く遅刻なんていい度胸してるじゃねぇか

お前ら、終わったら職員室に来い」

泣、泣


最悪… この悪魔とクラス一緒だし

まぁ、私が迷ったのが悪いんだけどさ

あの悪魔と、説教されるなんてなんか気に食わない

「おい、チビ

行くぞ」

「ち、チビ!?

やだね!その呼び方やめてよね!!

私は、石間琉奈!!!!」

「そんくらい、知ってるよ、バーカ」

「だから、バカ言うなぁー‼‼」

「俺は、村市星真」

「じゃあ、村市く「星真って呼べ」



「……へ?」

あっ、分かった! そういう事ね!

「もぅ~、なーんだ

そうならそうと言えばいいのに

名字、気に入らないんだね

村市ってかっこいいと思うけどなー」

「…は?」

ぇ……? 違った?

そしたら、申し訳ない....

「はいはい、お前の言いたいことはわかったよ

……ぷっ」

笑いをこらえきれなくなったのか、吹き出した


絶対、バカにされてるし!