バスの急ブレーキかなにかカラダが傾いたので、ハッと目が覚めた

「おっと、危ねぇ」

も、もしかしてっ……

寝てた!?!?!?

「大丈夫か?

気持ち良さそ〜に寝息立ててましたよ」

ボッーーー 顔が燃えそうだよ

「ぇ、その、ぅ
ご、ごめんなさい‼‼」

頭を下げた

ヤバイ

めっちゃ恥ずかしいよー……

イビキかいてなかったかな?

変な寝言言ってなかったかな?

「ハハハ、やっぱおもしれーヤツだよな

全然イイよ
疲れてたんだろ?

あんなに迷ってたからな?」

一言余計です!!!!

あれ…?

そういえばここどこ……?

「ね、ねぇ!
ここどこ?」

「は?
知るか!」

全く覚えのない町並み

「私、ここどこかわかんない」





「……お前ん家の最寄りどこ?

どうすんだよ、とりあえず降りて逆の方向のバスに乗り換えるしかないだろ?」

「う、うん

ゴメン」

私のせいだ…