翌朝、彼女は転校先の学校でクラスメイトに自己紹介をしていた。





バンパイヤは朝に弱いだって? それは、昔の話だよ。




「はぁい!!ティナで~す。よろしくねっ!!」
本名:クリスチャル・アルティナ
人間界ではティナと名乗っている。


SSレベルのバンパイヤだ。

「かわいいー!てか美人すぎ!」
「あたりじゃねぇ?!うひょー!」
「はいはい!しつもーん!

彼氏いますかー!」



ティナはにこりと微笑んだ。

テ「いないよー!!彼氏募集中なのだ」
砂糖菓子のような声がむさ苦しく騒ぐ男の声にまざる。



テ「ティナはねぇー、尽くしてくれる人とか?大好きっ」


ティナの周りは男子がウジャウジャ…。




ティナのフェロモンに洗脳されたのだ。



「コホン!とりあえずティナ君の席はあの後ろだからね。皆仲良くするんだよ?」


先生はそそくさと教室からでた。