bloodsucker…その名を聞いてからすぐのことだった。



今日はセミが余り泣いていない…。



雨宿りでもしているのだろうか…。





テ「雨だぁ…。なんかいやな予感がするなぁ」



ティナの第六感はいつもより冴えていた。


昼になっても、その予感は消えず、ティナは食欲もなくボォッと曇り空を見ていた。

「ティナちゃぁん…聞いてる?」

テ「あ…ごめんねぇ?なぁに?」


いい加減このキャラも飽きた。




ティナの取り巻き達は彼らの話をしていたらしい。
「いやぁ…龍会今日あのbloodsuckerと戦うんだってな」
ー…え?




ティナは我が耳を疑った。
テ「…bloodsucker?」
「あぁ…放課後だって」



何で情報が漏れているのはさて置き、bloodsuckerだ。




千秋がバンパイアの集まりだと言っていた。



龍会は強いだろう…しかし相手は全てバンパイアだ。


千秋だけでは荷が重い。
嫌な予感はこれか…とティナは確信した。








______行くか…。




放課後になるまで…ティナは気が気ではなかった。