⚪ティナ⚫


この学校に来てから、1ヶ月少し経つ…。


この学校だけでなく、街中にD~Fレベルのバンパイアが潜んでいた。

やはり、曉の匂いに釣られて…。



キィッと開いた扉…。

曉「テメェ…ここは俺ら以外立ち入り禁止何だが…」



棗「誰目当て?俺?和?千秋?大助?暁?魔性の男好きティナさん?」


屋上でくつろいでいたティナに睨みを効かし、軽蔑の目を向ける。



テ「屋上は公共の場だよ?」
和「いい加減にしてくれる?公共の場だって?俺らの場だ」

曉「和。」


和「っ…。」

ファサッと風がふいた。
ティナのスカートや、髪が舞い上がる。


涼しい風…。


近くにバンパイアの匂いを感じたティナ。





テ「私もういっくねぇーばぁい。待たねー」

和「二度とくんな!!!」
ガシャン



和は本当に女が嫌いなのだ。



テ「…さてと…行きますか」

ティナは人差し指を立てた。


テ「fly」
ポンっと翼が背中に生える。

テ「ビースト!!」



人には見えない速さで、ティナは目的地に向かった。