満月の夜の人気のない公園。


そこに彼女はいた






…月光に浴びて銀髪が揺れる…。
「ん~♪」




甘い…甘い蜜が彼女の喉を潤し、彼女は歓喜の声をあげる。





「久々に美味じゃのぉ



今宵のディナーはなかなかおいしかったわぃ。」


獲物から牙を離し、そこに付いてしまった穴から流れ出す液体をいとおしそうに眺める。




獲物はドサリと地面に倒れてしまった。




「はぁぁっ…明日のご馳走は誰じゃろうな…。新しく通う学校には良い獲物がいると良いけどのぉ」




彼女は、獲物…いや、男を公園のベンチに寝かせて
スキップしながら公園から去った。







無論、男はその記憶が一切なかった訳だが___





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