「ただいま天田先せ…ッ!?」


保健室に入りかけて足を止める。

「おかえり泡沫ちゃん。」

笑って出迎える先生。

その隣には…


鈴音 レイ君が。


「えっと…?」

「あぁ、鈴音君か。君と同じ保健室登校だよ。この髪と難聴って事で前の学校でイジメを受けてたらしくて。仲良くしてあげてね泡沫ちゃん。」


イジメか…。。


なかよくするのは、いいんだけど。

転校初日から保健室登校はどうかと。

「じゃあ、鈴音君。改めてよろしくね?」

「......。」

真顔が怖い。


「僕職員室行ってくるけど、仲良くしてるんだよ?ハハハ。」

逃げた?!

保健室で2人きりにしないでよぉ。