ケータイ小説 野いちご

ラグタイム

Ragtime2◆バレたらクビよ
シュールな悪夢に目を覚ました

兄貴の身代わりとして『ラグタイム』で働き始めてから、今日で1ヶ月になった。

「ただいまー」

カチッと、電気をつけると息を吐いた。

「あー、今日も疲れたなあ」

あたしは先ほどコンビニで買った数日分のパンとお弁当と2リットルのお茶のペットボトルを冷蔵庫に入れた。

明日は定休日だからたまっている洗濯物を片づけたり、部屋の掃除をしないとな。

そう思いながら、買ったばかりの親子丼弁当を電子レンジに入れた。

冷蔵庫からペットボトルのりんごジュースを出すと、ふたを開けた。

それを飲みながら椅子に腰を下ろした。

「はあ、生き返った気分だ…」

呟いた後でスマートフォンで時間の確認をすると、夜の11時をとっくに過ぎていた。

このままご飯を食べて、お風呂に入ったら、寝る時には日づけが変わるのは間違いない。

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