一方的に盛り上がる話を続けていると気付けば、 璃久の家の前。 あーあ。 もう着いちゃった。 残念に思いながらも、 さっきまで絶対に離さなかった腕から絡めた手を解き 「じゃあ、勉強頑張ってね!」 名残惜しいけど、 必死に作った笑顔を向けた。