ずっと恐れてた。


見えなくなるこの世界が、

なにかを失ってしまうようなこの目が。



最後はみんないなくなるんだって、

どこかで思っていたのかもしれない。



たくさんの人を信じて、ここまできた。

けど、それは裏切りでしかなくて……。


私をどん底へと突き落とす罠は、

たくさんあった。



けど、やっとここまで来た。


あなたが私に、

たくさんの幸せをくれたから、


大きな壁も乗り越えられたよ。




ねえ、もし私の目が、

いつか見えなくなっても、



あなたなら、また私に

幸せをくれるよね……?