12月24日、クリスマスイブ。
制服の上にコートが必要なくらいすっかり寒くなって、野球もオフシーズンに入った冬休みの朝。
私はミッチーと一緒に学校に来ていた。
「おはようー」
「おはようございます!」
二人で挨拶をして部室に入ると、私より先にきて、すでにジャージに着替えているさほちゃんと目が合った。
「あれー?二人一緒にきたんですか?」
含み笑いのさほちゃんに思わず苦笑い。
「うん、そうそうそこの自転車置き場で偶然」
「先輩の家から一緒にきたんだよ。昨日泊まったから」
会ったと答える前に、ミッチーが笑顔で爆弾発言をした。
途端に、どういうこと!?付き合ってんの!?と騒然となる部室。
ミッチー、なんでみんなの前でそんなこと言うんだ......。
隣の素敵イケメンをにらんでみても、そしらぬ顔で笑っている。相変わらずかっこいい、じゃなくて。
この場合嘘をついてるのはミッチーじゃなくて、私の方。
制服の上にコートが必要なくらいすっかり寒くなって、野球もオフシーズンに入った冬休みの朝。
私はミッチーと一緒に学校に来ていた。
「おはようー」
「おはようございます!」
二人で挨拶をして部室に入ると、私より先にきて、すでにジャージに着替えているさほちゃんと目が合った。
「あれー?二人一緒にきたんですか?」
含み笑いのさほちゃんに思わず苦笑い。
「うん、そうそうそこの自転車置き場で偶然」
「先輩の家から一緒にきたんだよ。昨日泊まったから」
会ったと答える前に、ミッチーが笑顔で爆弾発言をした。
途端に、どういうこと!?付き合ってんの!?と騒然となる部室。
ミッチー、なんでみんなの前でそんなこと言うんだ......。
隣の素敵イケメンをにらんでみても、そしらぬ顔で笑っている。相変わらずかっこいい、じゃなくて。
この場合嘘をついてるのはミッチーじゃなくて、私の方。