夏休みが終わり、やっと僕の過ごしやすい季節になった。


「…竜夜。」

「ん?」

「…なんでもない。行ってきます。」

「…おう、行ってらっしゃい。」


竜夜と生活をするようになってから

半年以上が経ち。


朝、誰かが家にいてくれるという状況が

当たり前になってきていた。