蒼に家まで送ってもらい家の中に入ると
お兄ちゃんが仁王立ちで立っていた。

「びっくりした。どうしたの?」

「お前陽翔と別れたって本当か」

うわ一番ばれたら面倒くさい人にばれてしまった。

まあ仕方ないか。

「本当だけど」

「なんで別れたんだ?陽翔のなにが行けなかったんだ?陽翔以上の奴なんてこの先いないぞ」

「うるさいな。お兄ちゃんには関係ないでしょ」

本当お兄ちゃん親みたい。

いや普通親でもなかなか娘の恋愛には口出さないか。

あのことがあったからお兄ちゃんは心配してるんだと思う。

「好きな人が出来たの」

私は、正直に話した。