ケータイ小説 野いちご

喜びを無くした少女 上

族潰し



智「総長、今日、雷龍閃(ライリュウ)潰しに行くんやろ?」 

そういったのは世羅だった。

咲「そのつもり。」

私は、そう答えた。

空「ねぇ、でも、雷龍閃って咲羅ちゃん危ないんじゃないかな?だって、あそこの族、暴力とか、やばいらしいし。」

空は私の顔を心配そうに見た。

暴力。
この世の中にはバカが多いな。
まぁ、潰すには丁度いいな。
暴行常習犯は、捕まえないとな。

咲「空。私は、大丈夫。心配してくれてありがとう。よし。皆は、ここにいて。私一人で行くから。」

空「咲羅ちゃん!」

そう叫んだのは、空だった。

空「何言ってるの?一人でとかって考えないで。僕らは皆仲間なんだから。」

仲間……か。

そうだよね。

でも、

咲「私は、大丈夫よ!空。心配してくれてありがとね!でも、私は、貴方達には傷ついて欲しくないの。だから、そこに居て。」

もう、誰にも傷ついて欲しくないの。

ごめんね。

空「僕も行く。行くの!!僕が……僕咲羅ちゃんを守るんだ!!」

咲「空…。じゃぁ、一緒に行こうか。でも、1つだけお願い。これだけは絶対に守って。」

空「うん」

空は真剣な眼差しで私を見た。

何かを決意したみたいに。

咲「勝てないと思ったら逃げて。死なないで。これが約束。」

私が言うと空は、私の手をそっと握った

空「大丈夫。僕は死なないよ。もし、無理だと判断したら、僕は、すぐに咲羅ちゃんの所へ行って腕を掴んで走る。だから、僕は、咲羅ちゃんも、死なせたりしない。咲羅ちゃんに何かあったら僕が咲羅ちゃんを守る。これだけは、分かって?」

空は、そう言って微笑んだ。

空。

ありがとう。

私には感情がまだないけど、ちゃんと治すから。

ごめんね。

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