ーバンッ!

咲「嫌っ!!お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!いかないで!!嫌だよ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」

お兄ちゃんが死んだ次の日、葬式があり、ある男の子と手を繋いでいた。

まだ幼い私の手を、優しく包み込むように握ってくれる男の子。

??「咲羅ちゃん。僕ね、約束するね。もう、咲羅ちゃんを傷つけさせない。僕が…僕が助けるから。僕と大きくなったら、結婚して?」

見覚えのある男の子が泣きじゃくっている私の手を握りしめて言ってくれる。

温かい声。

私は、そっと頷いた。

そこで私は目を覚ました。