そして、修学旅行当日。


ピンポーン

私はドアを開ける。


「よっ」

「おはよ(ニコッ」

「じゃ、行くか。」


私は「うん」と言って、海の後についてく。





「よーし、みんないるなー?」

「いますよー。」

「じゃ、荷物はあっちな。荷物入れたら乗ってけよー。」

「「「はい!」」」



バス中、移動中…


今、片耳にイヤホンをつけて外眺めてます。


「これから、カラオケ大会始めるぞー!!!」

「「いっえーい!!」」

「え?カラオケ大会??」

「やるみたいだな。」

「まず一曲目ー、朱月!!」



カバンの中に入ってるiPodを取って私物のスピーカーに繋げる。
そして、先生からマイクを受け取る。


「わ、私ですか?…何の曲がいいかなぁ…、盛り上がる曲がいいよね。
じゃあ、あれにしようかな…。」





__歌い終わりました__


「ふぅ…」

「やっぱり、すげーな。お前うた好きだったもんなー。」

「うん。」





「ついたぞー。」


わっ…夕焼けすごい…。


「朱月さん、結構歌ってたけど大丈夫?」

「大丈夫…だと思う、うん。」

「ならいいんだけど。」


このあと、何かあるってわけじゃないしね。
そう思ってたんだけど、実際そうじゃなくて…?