ケータイ小説 野いちご

俺の方が、好きだけど。

Step*2
前に進もう



週明けの月曜日。


いつもとは違う週末を過ごしたせいか、なんだか心が重い。


頭にあるのは高野くんのことばかり。



「ほんと、ばかみたいだよ」



なかったことにしたはずの想いが、まだ胸の中でくすぶっている。


遊園地に行った日の夜は、二人がどうなったのか気になってあまり眠れなかった。


昨日も高野くんのことを考えてたら、あっという間に一日が終わっていた。



カバンにしまったままのピンク色の手紙を、今でも捨てることが出来ずにいる。



誰にも見られないようにカバンの奥にしまいこんで、忘れようとすればするほど濃くなっていく想い。



伝えようって決めたはずだったのに。



カバンがズシリと重くて、肩が下がってしまいそう。



『はぁ』ともう一度ため息を吐きかけた時。



「花梨ちゃん、おはよう」



学校に着いて教室までの道のりを歩いていると、後ろから元気よく肩をポンと叩かれた。



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