ケータイ小説 野いちご

竜王華伝 (完)

第二幕 *君の立場*
竜二side

目の前には、驚いている桃。

「俺の手をとれ。ただし、取ったら逃がさない。一緒にいるから」

俺は言う。桃は、取ると思ったから。

仁那もそう言っていたから。

でも、桃は・・・

「いい…。あたしは、一人がいいの」

そうやって、強がるんだ。

そんなお前のどこが弱いんだ?

俺には、すごく強く見える。

泣きそうになっても、いつもの“癖”で誤魔化して・・・。

なぁ。どうして、弱音を吐かない?

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