私達は受験生。

 

みんな勉強勉強だ。




「愁生~」


「ん?」


「愁生は卒業したらどうするの?」



「俺は卒業したら即、組長だ。

親父はもうひとつの仕事を引き受けることになるな。」


あ、そっか。

愁生は若だった。



「亜里沙はどうするんだ?」


私どうしよ。



夢が見つからない。