結衣side
あーあ…


酒くさ。


何でよりによってワインなんかかけるかねー。


服しみになったし…



数時間前。


「おねーさん。暇?」


街をふらついていたら、
ナンパをされた。


「暇。」


暇だし、わりと顔はいいしついていった。


「ねー腹減らない?」


「あー、うん。」


男についていくと、
お洒落なバーにたどり着いた。


適当に話して、
酒のんで…


気分も良くなってきた時…


「ちょっと!アンタ何やってんのよ!」


ヒールをカツカツならし、凄い形相をした女がやってきた。


「げっ…由美子。」


げっ…はこっちのセリフ。


彼女もちかよ…


「携帯、連絡でないと思ったら女と遊んでたんだ。」

「いや、これは…そのこの子がさ逆ナンしてきてしつこいから飯行って諦めさせようとしたんだよ。」


はあ?


何でそうなる…


浮気しようとしたんだろうが。


だいたい浮気すんなら
うまくしろよ。


「じゃ、私はこれで。」


面倒なことになると
思い帰ろうとした…


なのに…


ガシッと腕を捕まれた。