「ふわぁー…………

眠…

てゆか、
ここであってるのかな?花風。
不良高校じゃないじゃん?」



でっかい門の前で独り言をボソボソと呟いてる私こと、中宮杏は。


たった今不良高に転校生として来ています。


この不良校は一年はネクタイ青、
二年はネクタイ赤、
三年はネクタイ緑
でわけられてる、らしい……



「どーすればいーかなー………

飛び越えるとか??
んー、でもなぁ、、」



めんどくさいし、、



ぅーん……

どーすれば、、、?





そう、考えているとき。


後ろからクラクションが聞こえた。


何回も。




「おいてめぇ!なに門の前に突っ立ってんだよ?!

邪魔なんだけど?」



何故か私に向けられたもので。


メチャクチャ不良な赤髪の男。



「てめぇ、聞いてんのか!?」