───────ガラッ



白牙の倉庫より大きくてきれい…


「「総長!副総長!お疲れっす!」」

「ん。」


「お疲れ〜」


二人が軽く返事をし、中へ進んでく。朔夜さんは私の手を握っててくれた。

ホント優しいな…でもその時は私は自分の立場が分かっていなくて。


「総長!その女は白牙の元姫じゃ…」


その言葉で一気に冷めていく。やっぱり、ここは私がいていい場所なんかじゃなくて。


「隼人。話がある。仲間を集めとけ。」



言い終わるまえに朝陽さんが遮った。それでも。


‘‘白牙の元姫”



下っ端の言葉に冷汗が流れる。