沙希にカードキーと50万を渡した


その金で、必要な家具やら
これから俺と暮らすのに必要な食器や調理器具も全て買えと……


『これからはココで飯を食うから用意してくれるか?』


「えっ、あ、はい」


『何かあれば連絡しろ、行ってくる』


俺は仕事に行こうとすると
俺についてくる沙希

『ん?なんだ?』


「え?あ、お見送りです」

見送り?

「隼斗さん、いってらっしゃい」


……慣れねぇな


『あぁ、行ってくる』


俺は車に乗り込み事務所へ向かった



沙希との生活はいたって普通。
数週間の間に俺と沙希の距離が少しずつ縮まって入る


今は俺のベッドで一緒に寝ている
けど、それ以上はない
沙希はキャバをやめ、普通の主婦みたいな生活を送っているようだ


俺は親父に聡の親父のことを聞くタイミングがない……
親父になかなか会う機会がない
お袋に任せる店が来週Openする

お袋が忙しくなれば
親父もいい顔をしない
……めんどくせぇ。