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『おはようございます!伊織くん!!


今日も相変わらずカッコいいです!!

その少しついた寝癖も!!



あ!今日は朝ご飯、パンだったんですよね!

お腹すきませんか??


私、クッキーもってますよ!!』




ウザイくらいの明るい笑顔で、

とにかく面倒だということを顔に出すオレに話しかける彼女は


きっと、頭のネジが外れてると思う。





『??どうしたんですか??元気ないですよ??』





__オレはあの日、助けたのが正解だったのだろうか。 


それともオレじゃなきゃ、良かったのか。