ケータイ小説 野いちご

ウタオト

volume.0
♪.晴れない気持ち




「よし、終わり」



万紀が帰ってから朝ごはんの食器を片付け、洗濯や掃除などの家事を済ませた。



私はリビングのソファに座ると、消していたテレビを再び付けた。



朝観ていたニュース番組は終わり、次の番組へと変わっていた。



その番組は話題の人物を取り上げ、本人をスタジオに呼んで話を聞くというモノだった。




今日は何を取り上げるのかと、ソファの肘掛けに頬杖をつきながら画面を見つめる。



『さて、今日は──』



女子アナの言葉と共に、画面が切り替わる。




そして、見覚えのある四人が現れた。




『今日は今若い女性を中心に人気急上昇中の男性四人組のバンドグループ・SteLLaの方々です!』




テレビには今朝、万紀に見せてもらった彼らが映し出されている。




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