暑い日だった。
僕は喉の乾きを我慢しながら眠りにつこうとした時…

「りょうくーん!!///」

「うわぁ!?なんだよ、瀬奈。」

「エヘヘ///会いたくなった。」

このいきなりダイブしてきた少女は、俺の幼馴染みの佐藤 瀬奈。
こいつには、日頃からお世話になっている。

「ねぇ、りょうくん!今日ね隣のクラスに転入生が来るんだって!」

「へぇー、この時期にめずらしいな。」

「男の子かな?女の子かなぁ〜?」

笑顔で楽しみにしている瀬奈の可愛さを堪能しつつ、喉の乾きをどうにかすることだけに頭を回した。

今の自分には、想像できなかった。
徐々にこの幸せが崩壊しつつあることを。