絶対熱上がってきてるよな…。



井波くんは私をゆっくりベッドに下ろし、優しく布団をかけてくれた。



……寒い。



「俺、なんか飲みもん買ってくるから寝てろ」



「…うん……」



井波くん、優しいなぁ。


まぁ、こんな時にまで冷たくはしないよね。



「あ。他になんか食べたいもんは?」



なにか冷たくて食べやすいものがいいな…。



「………ゼリー…」



そう言うと井波くんは財布だけを持って部屋を出ていった。



井波くんは近くのコンビニで買ったらしく、見慣れたレジ袋を持って帰ってきた。