「ミコトー、お前どこ座る?」 机が並べられた教室にはまだ誰もいない。 …自由席? じゃあ、決まってるじゃん。 「あそこ!!」 窓際の一番後ろの特等席を選ぶと、 ふはってアキハが笑った。 「そーえば、向こうでもそこだよな、お前の席」 そう、私は向こうの世界でも同じ場所に座ってる。