ケータイ小説 野いちご

天然王子

《第1章》
憧れの王子様

 

「キャー来た来たっ」

「やばーい」

「カッコイイ〜」


窓の外を見つめて叫んでいるクラスの女子に紛れて私も同じ方向を見る。

そこには登校してくる1人の男子生徒。

あの容姿はきっと誰が見てもカッコイイって思うだろう…

少し茶色がかったサラサラの髪、くっきりした目、高い鼻…

パーツの一つ一つが整ってて…まさにイケメン☆


「やっぱカッコイイなー」


私はまだ話したことなんかないけど、きっと声だってものすごくカッコイイんだろう。

広瀬羽矢(ハヤ)

みんなは彼のことをこう呼ぶ…


「"王子"」


王子は私の憧れなんだ。

もし一言でも会話ができたら、それはどんなに幸せなことなんだろう。



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