「...それで?逃げちゃった、と」
昼休み。
私は里菜とチョコちゃんに囲まれながら、宙を見ていた。
今朝起こったことを話すと、チョコちゃんは呆れた顔をして。
里菜は、面白そうにニコニコしていた。
私はため息をつきたくなるのも抑え、「だってさぁ」とこぼした。
「びっくりしたんだもん。イケメンさんだったんだもん」
....突然告白された、あのあと。
私は固まって、そりゃもう表情すらも固まって。
何も言えなくなって、だんだんと顔が熱くなっていって。
イケメンさんは、じっと私の言葉を待っていたけど。
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