◇  ◇  ◇




次の日、土曜日。


俺と如月は、また今度は別の図書館へ来ていた。




今度こそ、呪いの解き方を突きとめるんだ。




俺は本棚で例の本を、如月はパソコンで呪いの解き方を調べる。




【呪いの花】と書かれた本は、意外にもあっさりと見つかった。


が、やはりまた、あの時と同じように、いたずらがされており、手腐花の呪いの解き方の項目が、どうしても読めない。




はぁ………どうしよう。


別の図書館に移動するか……ここから一番近い図書館は……。


と、俺が携帯で調べているときだった。




「田中、ちょっとちょっと!」




如月が俺を呼んだ。




「どうした?」


「これ見て!」