ケータイ小説 野いちご

病院のコドモ

真夜中







カラカラカラ…



私はこの病院に一ヶ月ほど前から入院している


今は、左手についた点滴を引きずりながら自動販売機に向かい
ジュースを手に取る

それにしても、昼間の騒がしさが嘘のようだ



患者の容態が急変したらしく私が中庭の方でゆったりと空を眺めているとき

医師たちが忙しく走り回っていた



多分、私のいた病室の方だったからここ最近仲良くなった男の子だろう



人よりかなり冷めている私だけどあの子と一緒にいて楽しかった



だからかもしれない



さっきから病室に戻ることができなく


迷子のように歩き回っていた



とっくに消灯時間が過ぎているが隠れていたので見つかっていない




これから、どーしようか





親に連絡されても困るしな

部屋に戻って勉強でもしようかな



私はこれでもはなの高校生だ



かといって、皆のようにはじけているでもなく
ただひっそりと空気のようになっているが…






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