本当に保健室が一階で良かった。階段あがるとか無理だし第一そんな体力どこにもない。

「佐々木先生っ!!」
ドアを開けて先生を呼んでみた。が、いないようだ。

なぜどいつもこいつもいない。

とりあえずベッドに寝かせようと保健室の中へ入る。カーテンを開けると、誰かが寝ていた。

そりゃそうだ。カーテン閉まってたし。と自問自答してみる。そしてあることに気がつく。

おかしい。もう一つのベッドも使われている。普段誰もいないのにこういう時に限っているのは。