「………お前らに言う筋合いはない」



俺はそう言ってニヤリと笑った。



引きつってたろうな。




まぁ、理由はただひとつ。




奈香瀬の奴が理由なんて聞いてくるからだ。




ったく、んなことどうでもよくね?





なんて思っているとみずなが




「お前は私たちを殺そうとしてるんだ。その理由くらい知りたいと思うのは普通だろ」





と言い出した。







………ったく。






まじ勘弁だわ。




「………わかったよ」




俺はそう言ってため息をつき、こいつらに話し始めた。











俺が殺すと決めた理由の話を。