六月二十四日、日曜日。


 「やぁ、レウ!遊びに来たよー!」

 「帰れ」 


  ピシャリ


 「ちょっとちょっとちょっとちょっと!!閉めないでよ酷いな!」


 どういうわけか、リイチ先生が私の部屋に来た。

 前に馬鹿って言っちゃったから、今会うのはちょっと気まずいのに……


 「何しに来たんですか」


 少しだけ開けたドアの隙間から聞いてみた。


 「んー、ちょっと大事なお話があってね」

 「大事な話?」


 気になって隙間を広くした瞬間。


 「おっ邪魔しまーす♪」

 「あっ?!」

 「相変わらず女子力のない部屋だねぇ」

 「文句あんなら帰れー!現役JKの部屋に許可無く入るなー!変態教師ー!」


 ……あーあ、何言っても無駄だ。

 仕方なく、私はこの変人変態教師を部屋に招き入れた。