あたしは家に帰り、ハンカチを綺麗に洗濯した。 「ハンカチに名前書いてないな…」 ハンカチには ちゃんと名前書きなさい!! って違う違う! 「あの制服…たしか東高だよね?」 また会いたいけど、手がかりは東高ってことと このハンカチと あたしの頭の中で繰り返される あの笑顔だけ… 「会えるよね? また…」 あたしは徐々に重くなっていく瞼を閉じて、眠りについた。