────────…… ─────…… 記憶がそこまで巻き戻された時、突然再び目の前が真っ白な光に包まれた。 さっきまで目の前にいた陽向はどこにも見えなくて。 きっと、俺はもうダメなんだ。 すごく悲しいことを悟ってしまう。 もう一度会いたかったけど 俺はもう無理みたいだ。 真っ白な世界の中で再び目を閉じた。 と、その時だった。 「……叶翔!」 そう呼ぶ声が聞こえたのは。