それから俺は、毎日病院にピンクの花束を持って行った。




だけど、顔は見ずに、花束を看護士さんに預けるだけの日々。




病室の前に立つと、やっぱり足がすくむんだ。




他人の目で見られるのが怖くて。




俺を知らない


その事実と直面することがやっぱり怖くて。