今日もいつものように遅刻して学校に行き、頬杖をついて外を眺めて過ごしていた。 授業が終わり、帰る準備をしていると。 「木崎莉帆いるか?」 いつだったか聞いたことのある、心地よい声に名前を呼ばれた。 これの主の方に目を向ける。 そこには。 あの時の、銀髪の彼がいた。