私達が帰ったのは、5時50分くらいだった。

皆で笑いながら帰ってきた。
部屋の中でも笑って話していた。


そして、しばらくすると、眠くなってきて、皆で眠ることにした。

「じゃあ、7時にアラームしとくね~」
紫音の言葉を最後に、私達は眠った。


私は、そのとき、夢を見た。【ひとりかくれんぼ】とは違う夢だ。


私は血だらけじゃない山田秋穂と一緒に遊んでいた。

遊んでいる場所は、M中学校だった。
明るかった。


私と山田秋穂以外にも、知らない子が何人かいた。

学校探検をしているようだった。すると、山田秋穂が紙を見つけた。くしゃくしゃになっていた。

開いて見ると、そこには少し違うけど、【ひとりかくれんぼ】のルールが書かれていた。

私が見たルールは「サイトを見た人」だったけど、この夢の中では「手紙を見た人」になっていた。

あと、全体的に、何かが違っていた。

そして、この【ひとりかくれんぼ】は、最初に手紙を見た人が【ひとりかくれんぼ】をやらなければならない。とあった。


その瞬間、目の前にいた山田秋穂が消えた。


その瞬間、私は目が覚めた。

これは、山田秋穂が消えた瞬間の夢だ!
本当かはわからないけど、もしも本当だったら、とてもいい情報になる。


そして、私が起きて5分くらいたった時にアラームがなった。

「んー…、ぐっすり眠れた…」

そう言って、紫音が起きた。そして、ゆっくりと神谷くんと祐希くんも起きた。

菜子はとっくに起きていたらしい。