ケータイ小説 野いちご

HERO

春。


今日から私は高校二年生になる。

友達のいない私にはクラス替えなんて関係ないけど…

生徒玄関に入るなり靴を履き替え、貼り出された紙に自分の教室を確認する。

「……あ!」

私は自分の名前の隣に校内一有名な冷血王子と呼ばれる男子生徒の名前を見つけ、急いでその場を後にした。

冷血王子の名前は瀬川 要。

一度も話した事はないけど、瀬川 要がボクシングジムに通っていて、物凄く"強い"って噂はどうやら本当らしい。

私は強くなりたい…だから私は階段と廊下を走った。

2ーAと書かれた教室に飛び込む様にして入り、黒板に貼り出された紙を見て自分の席を探す。

私の席は一番後ろで、瀬川 要と通路を挟んで隣の席だった。

これはラッキーだ!

私が自分の席に向かうと、自分の席に座り読書をしている瀬川 要を発見した。



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