バレンタインの2週間後、金曜日の朝。 リカは校門で、森下先輩の登校を待っている。 緊張マックスだ。 ブラウニーは綺麗にラッピングしたし、 昨晩はセリフの練習もした。 準備は万端なはずなのに、 ここまで緊張するだろうか。 そんなことをグルグル考えていたリカは、 ハッとした。