ヒュ――――…ドォン…




暗くなった都会の空に花火がうち上がった




花火大会開始の合図。




人々はそれぞれ愛しいものを求めて集う。




あたしも、隣には…




「暑いなι」




「はい♪」




大好きな人が隣にいます☆




「下駄、足痛くない?」




「大丈夫だよ!先輩の前では可愛くいたいもん」




「////十分可愛いよ」




なんて言うか…
はずいよ…////




先輩は言ったとたんにソッポを向いちゃうし。





「…人多いですね」




「うん…」




河川敷を人を掻き分けながら歩いていく。