辰喜side








直「紀優の気持ち?」








明らかに不思議がっている直登。









辰「そう、次の恋に進めない理由、紀優、慧が忘れられないから。って言ってたでしょ?それと同じ」









直「・・紀優が忘れられない?」








辰「うん。・・忘れそうで・・怖いから」








直「でも、辰喜・・進まないと――――」







辰「俺は、・・・重いと思われてもいい。・・紀優の傍に居たいから。まぁ・・紀優があの世で困っててもこの世界とは遠いからいけないけど・・この世界でお墓を磨くことは出来る。俺が、俺なりに紀優のためになれれば十分だよ。だから、恋は・・次は・・ないかな」








俺は・・この地球という世界から・・












紀優を見守る。













それが俺の役目。