──愛稀side──


あれから何日たったのだろう。
食べ物は何も口にせず
ずっとベッドで泣いてるだけだ。



はぁ...
このまま死ぬのかな。



いっそのこと早く死にたいよ。





死にたいという気持ちと
死にたくないという気持ちが
ぐちゃぐちゃに混じり合う。


なんて複雑な気持ちなんだろう。





ピンポーン




「な...んなの?」





あの日から嵐太くんは
よく家にくる。




「愛稀ちゃん!
開けてよ!!これ食べて!」




うるさいなぁ...
もう来ないでって言いに行こう。